土佐山内家伝来『左行秀』正真特別貴重刀剣 福永酔剣鑑定折紙と同鞘書 地刃冴える大傑作 佐藤寒山鞘書 名家蔵出しの大名登録品

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予めご了承下さい。

左行秀は文化十年、筑前国に生まれました。筑前左文字三十九代目を
称しました。天保の初めに江戸へ出て細川正義門人の清水久義に
鍛刀を学びました。弘化三年、34歳の時に土佐に下ります。文久二年の
初めころまでには江戸に戻り土佐藩邸に住して作刀しました。安政二年に
土佐藩工になります。明治三年頃までの作刀があり、晩年は明治二十年に
没するまで横浜に住したと言われています。あの清麿と双璧をなす新々刀の
名工と評されています。
この刀は鎬造、庵棟、身幅広く、元先の幅差があまり目立たず、重ね厚く、
反り浅めについて、切先は中切先が延びごころとなって幕末の気概に一致した
豪壮でありながらも行秀ならではの気品を備えた見事な姿をしていると思います。
鍛えは小板目肌がよくつみ、地沸が微塵に厚くついて、地景細かに入り非常に
美しい抜群の鍛えになっていると思います。刃文は直刃を基調にのたれごころを
帯びて、匂深く、沸が厚くよくついて、荒沸交え、金筋や砂流しが入って、
明るく冴えています。帽子は直ぐに小丸となって返り先が掃きかけています。
特別貴重刀剣は協会へ持参し確認済です。新刀鑑定の大家であった佐藤寒山の
鞘書があります。裏には昭和平成を代表する刀剣研究家であった福永酔剣の鞘書が
あり行秀の解説と土佐山内家に伝来した一振りであった事が書かれています。
そして福永酔剣は自身の鑑定折紙も添えております。解説や伝来が書かれています。
左行秀が藩命によって製作して納めた作と思われます。極めて入念な出来栄えで
傑作と言えると思います。土佐山内家に所縁があったという旧家からのお品と
お聞きしております。

長さ/二尺三寸五分五厘 反り/三分
元幅/32.8mm 元重/7.9mm 先幅/23.8mm 先重/6.6mm 刀身のみの重量915g
計測数値の誤差はご容赦下さい。

発送はヤマト運輸、160サイズを予定しております。

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