インドネシア・スンバ島の仮面（能面のような顔）
バリ島から東に向かってロンボク島、スンバワ島、そしてフローレス島が並んでいます。このスンバワ島とフローレス島のちょうど中間地点の南海上に浮かんでいる大きな島がスンバ(Sumba)島です。スンバ馬と巨石文明で知られるこの島は、世界的に有名なスンバ・イカット（絣織り）の故郷です。キリスト教が広く浸透していますが、村落では今でもアニミズム信仰が根強く残っています。特に祖霊崇拝は、その他の小スンダ列島の島々同様に、脈々と受け継がれています。そうした祖霊信仰と並行して発達したものが、木彫文化です。樹種は特定できませんが、比較的軽い材料から彫られました。能面のような、くっきりとした目元そして口元にスンバ木彫の特色がよく現れています。。おそらく数十年前に作られたものと想像されます。サイズは、高さが約15.2cm、最大横幅がおよそ11.5cm、厚みは約5.5cm、重さは142グラムです。
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