Russel Wright イームズ と同じ時代、ミッドセンチュリー に活躍したデザイナー ラッセルライトがデザインし、岐阜県の美濃地方で焼かれたThemeシリーズです。 YAMATO Stonewaer C&S ２脚セット 　1960 年代、米国の食器製造業は日本などからの輸入品によって壊滅的な打撃を受けました。Russel Wrightは、1886年（明治19年）から磁器と炻器（炻器）の食器を製造していた岐阜県多治見市に拠点を置く貿易商社ヤマトに日本製Russel Wright食器の製造を依頼します。 　1965年の展覧会で本作C&Sを含むThemeディナーウェアラインが発表されました。白い斑点のあるまだらの砂釉である「デューン」とオレンジ色の斑点のある濃い黒/茶色の釉薬である「エンバー」という２つのカラーラインナップがありました。 　 　Russel Wrightの大きな期待とは裏腹に、Themaディナーウェアラインはあまり評判がよくなく、注文は予想を大きく下回りました。その結果、ヤマトは連続生産を約束せず、展示会での展示分やショールームへの充填分、展覧会での受注分といったごく限定された数量のみを製造したため、今日非常にレアになっております。 　ストーンウェアとは、炻器（せっき）のことで磁器と陶器の中間的な性質のものです。国内では信楽・備前・常滑に炻器がみられます。 種類···コーヒーカップ＆ソーサー